「モノ売り」から「コト売り」の転換へ 
製造業に求められる製品のスマート化の実現法

デジタル技術を使って既存市場を作り変える企業が、生活やビジネスを大きく変革しつつあります。所有からシェアへ、「物質的・機能的価値」の提供から「体験型価値」へ。消費モデルのシフトが進む中で魅力的な商品を提供し、勝ち続けていくためには、単なる「モノ売り」からサービスを主体とした「コト売り」へと転換していく必要があります。そのためのアプローチとして、近年大きな注目を集める「スマートプロダクト」化の検討にあたっては、まず何をするべきでしょうか。また、どのような手法や考え方が必要になるのでしょうか。本記事では、製品のスマート化を行う目的を３つに整理し、iRobot 「Roomba（ルンバ）」、三菱電機 「Linova（リノヴァ）」、ソニー 「aibo」 の事例を交えて解説します。